GUT はコマンドラインから入力した引数を左から順に解析しながら 処理を進めていきます。 引数の最初の1文字が '-'(ハイフン) や '/'(スラッシュ) である 引数はオプションと判断されます。 それ以外の引数はファイル名として判断されます。 ファイル名に '*'(アスタリスク) や '?'(クエスチョン)等の ワイルドカードを含めることはできません。
GUT はファイル名が入力された場合、そのファイルが画像ファイルであれば 98VRAM上にその画像を表示し、ファイルが RGBパレットファイルであれば、 現在の表示されているパレットを変更します。 ファイルタイプの識別はそのファイル名の拡張子により判断されますので、 拡張子を .BLK にリネームした RGBパレットファイルを RGBパレットファイル として GUT に認識させることはできません。なお、GP4 フォーマットファイルに 関しては強制的に .GP4 として認識させる方法があります。
また、事前に '-s'オプションが指定されていれば、このファイル名は 画像や RGBパレットデータのセーブファイル名として認識され、 実際にセーブが行なわれます。
GUT は引数を左から順に処理していくという設計上、1コマンドで データのロード、セーブ、その他のグラフィック制御等を 複数直列実行することができます。
また、GUT では、常駐パレットの作成と開放はできませんが常駐パレット
が存在すれば、これを利用するようになっています。
ですから、常駐パレットを他のツールで作成しておけば、MAGをGP4に変換する
ことや、GP4をMAGに変換するということも可能です。
3.1 対応するファイル拡張子
3.2 オプションの説明
コラム「-k オプションと -w コマンド」