せーじVIPER-F40を語る
1997/11/20発売
発売日が延びに延びた Sogna さんの VIPER-F40 ですが、
1997/11/20 に遂に発売されました。
今回は初回限定の電卓がどんなものかも気になるところですが…。
初回限定、これが噂のフレキシブル電卓
初回限定で電卓が付くことは以前から知っていたのですが、
パッケージを見ると
★フレキシブル電卓付き特別パッケージ
と書いてありした。フレキシブル…。軟らかいのかな?
もしかして、カード型のより軟らかい電卓なのだろうか?
でも、もっと大きめな電卓のような気がしたが…。
など、いろいろ考えながらパッケージを開けると中に黒い箱が。
でも、ちょっと大きめ。カード型電卓ではないようだ。
中から取り出してみるとこの電卓、確かに軟らかい。
一瞬、カード型電卓と思ったので財布に収納可能かと思っただけに、この大きさ。
収納するにはちょっと、いやかなりかな、大きい。
説明書を見ると、収納方法があるらしい。えーと、それに従うと…。
こ、これは…?
スマキ電卓(命名 Sage)
ではないか…?
気になる 18禁シール
VIPER-F40 の発売日が延びる原因となったソフ倫。
以前からいろいろあったわけで、Sogna さん遂にソフ倫を脱会したという噂。(実はまだ自分の目でそういう記述を確かめたわけじゃないので噂になってます。)
別に自主規制団体ですから、そんなものに加盟してようがいまいが我々ユーザには
大した問題ではないんですけど。
ただこれの影響で VIPER-F40 が置かれる店が限られてくるみたい。
私の近辺の店では売られないらしい(これも噂)ので、今回は VIPER-F40 を
知人の知人(つまり私のしらない人)に買ってきてもらいました。
で、ソフ倫といえば、輝く 18禁シールですが、ソフ倫を脱会した(という噂の)
Sogna さん。今回はビデ倫でも通したのかなと思い、普段18禁シールが張ってある
ところをみると、大きく18の文字。そして、その下に18歳未満販売禁止と
VIPERチック(って何じゃ)なプレートの上に書かれてました。
どうやら今回はどこの規制団体にも通してないみたい。
パッケージの裏面には
「内容については、既存の倫理規制団体の倫理に準じて制作しておりますので、
問題が生じることがないものと保証致します。」(一部抜粋)
と書かれたシールが張ってありました。
べつに保証されなくてもいいんだけどなぁとか思いつつい、
あ、これはユーザに対してではなく、小売店に対する保証か…。
などと勝手に納得してしまいました。
画面構成
VIPER-CTR などは、640x400 のフルスクリーンを使用したアニメーションでしたが、
テキストを表示するために常に画面のどこかは(網状にですが)隠れてました。
VIPER-F40 からは Win95 & PC9821 専用ということで画面サイズも
640x480 に伸ばし、伸びた 80ラインをテキスト表示に使用しているので
1ドットたりとも絵がテキストで隠されるということはないようです。
問題は表示されるテキストなんですが、いつも通りの 98 のテキストを
連想させるフォントでした。今回は PC9821 両用ということで
Win95 と PC9821 で同じように表示させるための配慮であるとは
思うのですが Win95 でプレイする分にはちょっと寂しかったです。
Win95 版だけフォント変更のメニューがあるといいですね。
あと、真っ黒な領域にテキストが表示されるより、
カッコイイメッセージウィンドウ上に
テキストが表示されるとなお良かったんですけど。
アニメ以外の CG はちょっと雑
CG の感じはアニメが多用されるようになる後半部分はいいんですけど、
問題はゲームの前半のアドベンチャーがメインの時の CG ですね。
ちょっと雑なんですよね。
何が雑かというと、背景の上に表示される人物の CG なんです。
とくにリリアの向かって左側の方が黒で淵どりしていないので人物が背景に
融けこんじゃっててなんかいやです。
背景の CG がフルカラーか6万色で描いた絵を 256 色に減色したような CG なだけに
背景と合成されるアニメ塗りの人物の CG の淵どりが雑なのはかなり気になります。
声優さん
うーん、最近の声優さんはアニメを見なくなって以来、全然わからないです。
でも、このごろはゲームの方で声優さんが活躍していますので
そちらの方で多少わかる声優さんも増えてきました。
これは確実にこの人だとわかるのがシーラの声をあてている方ですね。
こういう喋り方をする声優さんは彼女だけでしょう。
緑の髪にこの声。うーん、どうしても「ゲーム天国」を思い出してしまいます。
あと、最近の人じゃないためにわかる声優さんがロイド役の彼ですね。
もしかしたら私の勘違いかもしれないですけど、この声は彼だと思うんですよ。
ロイド君、最後にすごいキザなセリフがあるんですが、
こんなキザなセリフが似合う声優はやっぱり彼だけです。
このセリフのためだけにロイド君の声優を彼にしたのだろうと密かに思っています。
萌えるはやっぱり眼鏡っ娘
私は別に眼鏡っ娘萌えというわけではないのですが、
一番のお気に入りはやっぱりシーラですね。
可愛いし、あの声ですから非常にいいです。
「うおおぉぉ!!眼鏡っ娘にかけかけしてぇ!!」
の彼なら確実にシーラ萌えでしょう。
そんな彼女がああなってしまうのは非常に寂しいです。
話の途中で、「え?ってことは、パッケージ裏のこの絵はまずいよね…」とか
思ってたらやっぱりまずかった。うぅ、かなしい。
テーマは「愛」
今回の VIPER-F40、そのテーマは「愛」だそうです。
愛、愛、愛。
うーん、愛にもいろいろな形があるものだとこのゲームをプレイして感じました。
愛、愛は時にして人間を悪魔にも変えるものなのかもしれません。
愛するもののためには死んだってかまわない、他人を殺すことだって…。
でもそれは本当の愛なのでしょうか。
イエス・キリストの言葉に「汝の隣人を愛せよ」というのがありますが、
愛とは万人に向けるものなのかもしれません。
万人に向ける愛、恋人への愛、肉親に注ぐ愛。これらは全然別のものかもしれません。
ただ、愛のために社会的には犯罪に走ってしまった彼らはその愛故に
もう一つの重要な愛、万人に向ける愛を忘れてしまっていたのかもしれません。
彼らの犠牲になった人達だってどのような形であれ
愛を持っていたかもしれないのに。
「愛は盲目」とは良くいったものです。
人間とは愛のためにその道を外してしまうか弱い生き物なのでしょうか。
ロイド君の最後のセリフ「人間は感情の生き物だ」はこれらのことを的確に表しているのかもしれません。
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