せーじとアリスソフト


パソコン用のゲームソフトとして私がよく買うゲームを作成している 会社、すなわち、私のお気に入りのソフトハウスの一つに (株)アリスソフト(以下、アリスソフト)があります。

友達の間で「ランス4」が面白いとか、「アンビバレンツ」が良い という話がされている時、まだ私はアリスソフトという会社が どのようなソフトハウスなのかよく知りませんでした。

当時の私はパソコンゲームは elf のゲームだけを購入しており、 他の会社のゲームを買う気はありませんでした。 というのも、ゲームばかり買っていてはお金がいくらあっても足りないからです。 当時のパソコン用のゲームはまだゲームとしての完成度が低く、 面白くないものも多かったので、私は面白いゲームを作成することを少しでも 期待できる会社以外のソフトハウスのゲームを買うことを避けていました。 (現在でもその傾向があります。それはゲーム専用機でも同じです。)

そんな中、私がアリスソフトのゲームを始めてプレイするきっかけとなったのは、 elf の時と同様、父にありました。 ある日、数日前から家に赤い 5インチのフロッピーディスクが数枚セットで 置いてあることに気がつきました。 それはゲームのフロッピーで、なぜかオリジナルでした。 父の知人がコピーするのが面倒なので、オリジナルを貸すから自分で コピーしてくれという意味で父に貸したものだったのかもしれません。

時期的に、一ヵ月もある春休みが始まったばかりで暇でした。 そこで、私はそのゲームをプレイしてみようと思ったのです。 それが「プロスチューデント・G」。 私とアリスソフトのゲームの始めての出会いでした。

当時は 1995年で、プロスチューデント・Gが発売されたのは、1993年。 ゲームのグラフィックは 1993年の絵としてはまあまあの出来で、 当然、1995年のレベルから見ると大したことのない絵に見えました。 また、ゲームの操作性もあまりいいとは思いませんでした。 (現在は、このような操作のゲームばかりしているので操作性が悪いとは、 あまり感じなくなっているのですが…) にもかかわらず、私ははまってしまったのです、プロスチューデント・Gという ゲームに。 何が面白かったか?それはストーリーです。 もう、まさしく、パロディのオンパレード。 西遊記をベースにロボットものスパイスを振りかけ、熱いストーリーが 展開していくのが非常に楽しい作品でした。

そして何より、私がアリスソフトにハマッタ原因は、アリスの舘と HDDニイレルゾ.DOCにあります。 (実はこれ以外にハマる要因があるのですが、それはまた別のところで) これを読んだ時、ああ、なんて楽しそうなスタッフ達によって構成されている 会社なのだろうと思いました。

そして、この時、次回のアリスソフトの新作を買うぞと心に決めました。

(続く…かもしれない。)

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