ゲームの舞台と物語

Place and Story

さて、今回のゲームの舞台。 今回のゲームの舞台はお城。 数百年の歴史をもつ非常に美しいお城が舞台となります。 しかし、お城が美しかったのも数日前までの話。 今ではネズミや虫やわけのわからない怪しい生物達の棲家となっています。 当然、ひとっこ一人いません。 そんな場所に現れた魔法少女の目的とは一体何でしょう。 そう、それはお掃除。お掃除なのです。
実はお城が荒廃してしまったのには理由があります。 今回のゲームの舞台となるお城は、この地方で最も大きく、また美しい建物で ありました。日々、人々の往来があり、この地方はこのお城を中心に愛で 満ちあふれていました。また、巨大なお城を常に美しく、清潔に保つために このお城では多くのメイドを雇っていました。

そんなある日のこと。ちょっと変わった団体がお城の王様に謁見を求めてきました。 その一団は見れば見るほど変わっていて、一団のほとんど、いえ、一人を除いて その全てが動く人形のように見えます。その一人がいいました。

「王様、これはロボットといいます。」
彼の話によると、彼はスターダスト社の社員で近年、社では中規模のお城や屋敷用の お掃除ロボットを作っている。しかし、最近になって大規模なお城用のお掃除 システムが完成したので、買って欲しいというのです。 王様はこの話に興味をもちました。そして、彼がスターダスト社から持ち込んだ ロボットによる実演を王様に見せると、王様はそのお掃除システムを買うことに 同意しました。

3日後。お城にいるメイドさんの人数は以前に比べだいぶ減りました。 変わりにへんてこりんなロボット達がお城をところせましと動き回っています。 このもの珍しいロボット達を見ようと、お城に集まる人々も以前に増して増えた ようです。お城に導入されたお掃除システムは末端の小型お掃除ロボット百数台、 中型お掃除管理ロボット5台、そして総合お掃除管理ロボット1台です。 この大きなお城をすみずみまでお掃除できるのは、 この総合お掃除管理ロボット「マザー」のおかげなのです。 さて、システムが導入されてからというものお掃除ロボット達はお城に散らかる ゴミを集め、すみずみまで汚れを拭き取っていました。 それが突然、ところ構わずゴミを散らかし、床、壁、天井、あらゆる ところを汚しはじめました。そして、ついには人間を襲いはじめたのです。 どうやら総合お掃除管理ロボット「マザー」になにかあったようです。 しかし、「マザー」のもとに行くにもお掃除ロボット達が邪魔をしてなかなか 先に進めません。そうこうしている内にお城の汚れは段々とひどくなり、 人々は去り、そして、怪しい生物達の棲家となっていったのです。 こうして、お城を中心に愛に満ちあふれていたこの地方から愛が 消滅してしまったのです。

そんな時です。一人の魔法少女がこの地方を訪れたのは。


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